履修登録とは、各自が自分の授業と時間割を決めていくものです。洗足では主科レッスンとアンサンブル以外は全て自分で決めていきます。イメージとしてはこんな感じです。

これは履修モデルといって、こんな感じでクラスをとっていけばいいですよというあくまでイメージです。ですので、ここにある授業と同じにする必要はありませんし、卒業には124単位必要ですが、途中でやめたくなる授業や、試験で落ちてしまうかもしれないことを考えて、各学期、ここにあるより少し多くの単位数になるようにしてください。みなさんは、学年が進むといずれライブをしたりリハーサルをしたりと音楽で忙しくなる可能性が高いので、最初のうちに少し多めに授業をとっておくことをお勧めします。その方が後々音楽に時間をたくさん使えることになります。

この履修モデルはいつもポータルにありますので、今後も履修で迷った時に参考にしてください(ポータル→ポータルブック→23年度履修ガイド→履修検討資料で閲覧できます)

また全学年の学生が、入学時に履修要項というものをもらいます(ポータルにも載っています)。この履修要項は卒業までに履修できる授業が全て書かれています。また、履修や単位の基本的なことも書かれていますので、必ず読んでください。下の画像はサンプルですので必ず自分の履修要項を確認してください。

授業を実際に選んで登録する時には常にシラバスというものをポータルで確認します。シラバスには、その授業の内容、履修できる学年(どの学年でも履修できる授業も多くあります)。また、前提科目の有無(有りの場合はその前に何かの授業をとってからでないととれない)などの説明が書かれています。

シラバスのサンプル

授業の日程(時間割)についてはシラバスには載っていないので、ポータルの時間割で確認してください。JAMコースの授業(専門選択)に関してはこちらを参照してください。

履修する授業

履修する授業は、JAMの専門科目、共通選択というクラシックなどの他コースとの共通の授業(一般教養など)、レッスン、アンサンブル、です。

アンサンブルは事前に決まっているので、履修登録の頃にはみなさんの時間割に載っているはずです。レッスンは各先生のレッスンガイダンス(レッスンの曜日時間を決める)で決まった日時になります。

では、JAMコースの専門の授業について説明します。

大きく分けて、「演奏について」「聴く力をつける」「音楽を理解する」「音楽を創る」がJAMコースの学生に必要な4本の柱になるような内容です。このそれぞれの能力を養うためにいろいろな授業があり、それを選んで履修します。以下を授業を選ぶ際の目安にしてみてください。

「演奏について」

1)主科レッスン これは自動的にみなさんの希望の先生のレッスンが決まっているのでなにもしなくて大丈夫です。

2)副科レッスン(特別奏法研究) 1年生は後期からしかとれません。ですので、後期に取りたい人は今回の履修登録で仮登録(後期に取りますといまから申請すること)をしておく必要があります。ですが、どの先生の副科をとるかは、別途7月頃に希望を申請する機会があるので、今は心配しなくて大丈夫です。

3)  アンサンブル

これは多少複雑で、この履修登録とは別の方法で授業が決まります。今回は1年生の方は予めアンサンブルは決まっていますので、前期分は何もしなくても大丈夫です。ですが、後期の分は「仮登録」というのをする必要があります。またアンサンブルは各自2つのアンサンブルまで履修することができます。一つは「アンサンブルラボ」もう一つは「特別アンサンブルラボ」という授業名になっています。同じ名前の授業を2つ履修することはできないので、特別アンサンブルラボと名前を変えているだけで、基本は2つとも普通のアンサンブルです。みなさんにできるだけ多くの経験を積んでもらいたいので、2つアンサンブルを履修してほしいですが、1つだけ履修にするか2つ履修するかは皆さんが選択することができます。

「聴く力をつける」

1)イヤートレーニング

JAMコースのほぼ100%が履修しています。聴く力がなければ音楽はできないからです。以前はソルフェージュという名前でしたが、今年度からイヤートレーニングに変更になりました。それに伴い、教職を履修する人は、別途ソルフェージュ(木曜1限)を履修する必要があります。

2)レパートリー

この授業は曲を憶える授業です。憶えると一言で言ってもその意味は実は深いものです。アドリブをするときに曲が頭で流れるとはどういうことなのかを、自分の楽器を使って勉強します。

「音楽を理解する」

1)ハーモニー

これもJAMコースのほぼ全員がとる授業です。ジャズのコード・ハーモニーについて勉強します。

2)キーボードスタディー

ハーモニーでもコードを勉強しますが、これを実際にキーボードで弾けるようになるための授業です。やはり、理論を理解するためにはそれを実際に弾いて音にして聴く必要があります。

ピアノの人にはピアノ用の、ピアノ経験のない人にはそのレベルに応じた課題がでてみんなで練習します。

「音楽を創る」

1)ヴォイシング&オーケストレーション

この授業では、管楽器の音域やそれによる音色、そしてその使い方。また、リズムセクションの譜面の書き方から始まり、大きな編成でコードを演奏するときの音の配置(ヴォイシング)や各楽器の使い方(オーケストレーション)を学びます。この授業は1から6までを順番にとっていくようになっています。

この授業もJAMコースの基本の柱の一つですので是非履修してください。

その他のクラス

上の4つの項目の他にもジャズコース専門の大切な授業が多くあります。これらを内容や時間をみながら選んでいってください。詳しい説明は履修登録の際に担当のAAの先生とお話ししてください。

ミュージシャンのための英語

ミュージックインリリックス

マイルスデイビスの研究

チャーリーパーカーの研究

リズミックトレーニング

ベーシックインプロビゼーション

ハウトウインプロバイズ

ハウトウコンポーズ

インプロビゼーションテクニック

サーベイオブジャズ

ジャズの歴史

ジャズ実習

共通選択の授業

多くの授業がありますので、シラバスと自分の時間割を確認しながら興味のある授業を選んで履修してください。

アドバイザーの先生とよく話し合いながら履修登録をしてください!

ポータルでの登録の仕方は以下にありますので、スマホでの登録方法を確認してください(画像は在学生にスクショしてもらったものですので、学年表示は異なります)

登録の際には最後の『確定ボタン』まで必ず行ってください!!

<注意事項>

いくつか注意点があります。

1)1年生は副科のレッスンは後期からです。副科(他コースの先生)または、特別奏法研究(ジャズの他の楽器の先生)のどちらか1つを選びます。履修登録は1年に一回で後期の分も今やりますので、後期に副科/特別奏法研究がとりたい場合は「仮登録」というものをしておかないと後期に副科レッスンがとれませんので、必ず仮登録をしてください。先生は後日選ぶ機会がありますので、今は後期とりたいです、という申請のみです。それが仮登録です。

2)アンサンブルも後期の分はまだ決まっていません。7月くらいに後期分を申請します。ですので、アンサンブルも後期にとりたい場合は仮登録をしてください(2つ取りたい場合は2つの仮登録)

3)集中講座、またオンデマンドという、次限に関係なく勉強できる授業や、夏の一定の期間に集中的にやる体育などの授業を履修したい場合も仮登録が必要です。

4)教職をとる場合は、「教職必修科目」というのと、「教科に関する専門事項」という表が2種類、履修要項に載っています。とってもわかりにくいですよね、、これは両方履修する必要があるのですが、教職必修事項という表にある授業の方(例えば教育原理など)は卒業単位に換算されない別枠の授業なので気をつけてください(今年自分が卒業のための124単位の中で何単位とるかという計算の中には含まれてはいけないという意味です)。逆に「教科に関する専門事項」という表にある授業は卒業単位になります。

5)バークリー留学を考えている方は、個別に説明しますので履修登録前にありまさにメールで連絡してください。y-arimasa@senzoku.ac.jp (その他の質問もこのアドレスで大丈夫です!)

後期の仮登録の方法