山口 広夢の世界

山口 広夢(やまぐち ひろむ)

東京都世田谷区出身。5歳からピアノ、高校2年から作曲に関わる。東邦音楽大学附属東邦高等学校ピアノ科卒業。洗足学園音楽大学音楽学部作曲コース卒業。作曲理論、和声学、音楽分析 を原田敬子、清水昭夫、木下淳雄、台信遼の各氏に師事。

2022年度

作品発表演奏会
 日時:2022年12月19日(月)
 会場:洗足学園 前田ホール

オーケストラのレストラン

オーケストラを、レストランのコース料理に⾒⽴てて。
開店前の緊張感がある低⾳の響きから、オーボエとファゴットのニ⻑調のハーモニーで⼊店から着席。弦楽器とティンパニの⾷前酒に始まり、フルートとクラリネットのアミューズ、オーボエとファゴットのダブルリード楽器によるさっぱりしたサラダの前菜に、ストリングスのピッチカートを添えて。
続けて、弦楽器が料理の中⼼ともいえる主⾷(ブレッド)を優雅に奏で、クラリネットの彩りのスープ、トリルや連符が濃厚さを奏でる。
ソロヴァイオリンをフューチャーした弦楽器が、先程とは異なる主⾷に。そしてメインディッシュとなる⾦管楽器によるサーロイングリルに打楽器のピューレを添えてより豪華に。
お酒が⼊り、5拍⼦になるほどオケ全員が派⼿に盛り上がる。
盛り上がりの後、ホルンが詩的なハーモニーを奏で、その後フルートとヴァイオリンのデザート盛り合わせ、華麗な締めのコーヒー。
そして、コースは幕を閉じる。
楽器たちの奏でる⾳楽の美味しさを是⾮ともご堪能あれ。


録音・録画会 in Summer 2022
 日時:2022年8月30日(火)
 会場:シルバーマウンテン1F

ファゴット三重奏のための組曲《魔法使いの杖》 Ⅰ .「期待」 Ⅱ .「克服」 Ⅲ . 「楽行」

当作品は大学1年の時に作曲した『自然と踊り』(ファゴット3本とピアノの四重奏曲)に続くファゴットトリオの第2作品。
ある日、ファゴット科の同級生から再びのトリオの作品の依頼が来た。すぐに作曲に取り掛かった時にイメージを思い浮かべていると、アニメなどに出でくる魔法使いが持っている杖が浮かんできた。思えばファゴットの最先端から音の空気が流れてくるのは 杖の先端から光などの魔法が出でくる時と似ているのではないかと閃いた。
当作品は、魔法のハーモニーを心待ちにしながら奏でる「期待」、苦行や困難がありつつも協力し合って乗り越える「克服」、自由や楽しさを求めて欲望のままに奏でる「楽行(らくぎょう)」の3楽章から成る。ファゴットが奏でる魔法のハーモニーを、ぜひご堪能あれ。

2021年度

作品発表演奏会
 日時:2021年12月20日(月)
 会場:洗足学園 前田ホール

ポップスソナタ “紫”

個人的な意見ですが、ポップスのイメージカラーは青春っぽいいうことで「青」、一方クラシックは情熱的な「赤」だと思っています。これら異なるジャンル2つが混ぜ合わせたものを作曲しようと考えたのが今回の作品です。タイトルの『紫』はポップスとクラシックのイメージカラー「青」と「赤」を混ぜた意味になっています。
前半は8分の6拍子でクラシカルな雰囲気に。後半は4分の4拍子でポップスなリズムとハーモニーで演奏されます。また形式はモーツァルトやベートーヴェンなどクラシックの交響曲の第1楽章によく使われるソナタ形式になっています。
ピアノ五重奏が奏でるクラシックとポップスを融合した作品をお楽しみいただけたら幸いです。


作品発表演奏会
 日時:2021年12月20日(月)
 会場:洗足学園 前田ホール

山口 広夢(編曲) :モーツァルト作曲「ピアノソナタ第14番」より 第1楽章

モーツァルトのピアノソナタとしては数少ない短調作品の一つ。モーツァルトのピアノソナタの中で最も激しく劇的な展開を見せており、初期のベートーヴェンに強い影響を与えたと言われる。
その中でも第1楽章は、ハ短調4分の4拍子でソナタ形式となっている。
第1主題はオクターブのユニゾンで力強く始まるが、すぐに細い応答と神経質な半音下降とで雰囲気が打ち消される。その後 変ホ長調に転調し、一見第2主題ともとれる移行部を経て、かわいらしい第2主題と小結尾が提示される。展開部は移行部の旋律がヘ短調で現れるほかは、第1主題冒頭部のみを執拗に展開する。再現部では移行部は省略され、代わりに変ニ長調の短いエピソードが挿入されている。
第2主題と小結尾はハ短調で再現される。コーダでは第1主題がカノン風に扱われた後に決然と鐘のような旋律が現れ、最後は低音のうごめくような動きで終わる。今回、自分が高校3年の実技試験の時に演奏したこの曲を、当時弾いた時の記憶や感覚を思い出しながらオーケストラ編曲に仕上げました。
ピアノのダイナミックな激しさとはまた一味違う、迫力あるオーケストラサウンドのピアノソナタをお楽しみください。


録音・録画会 in Summer 2021
 日時:2021年8月30日(月)
 会場:シルバーマウンテン1F

河の流れ

今回は自然にまつわる作品を2つ。
「河の流れ」は、優雅に流れる河をイメージし、伴奏ラインが河に流れる寄せる波を描いている。4拍子の優雅な流れに続けて、3拍子のフレーズが流れて、2つの異なる河の流れを連想させる。

Flower Wind

「Flower wind」は、花が揺れているときに吹いている優しい風をイメージ。ところどころで鳥のさえずりなもも聞こえてくるフレーズも入っている。風は目には見えないが、感じることはできる。そんな風を「Wood Wind」と呼ばれている木管六重奏が再現し奏でる風をぜひ感じでほしい。

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