
土橋 菜実(つちはし なみ)
神奈川県出身。4歳よりピアノを始める。
神奈川県立相模原弥栄高校音楽科ピアノ専攻卒業。これまでに作曲を清水昭夫、台信遼、松下倫士、ピアノを小田倉紫乃、大須賀かおり、松浦健の各氏に師事。
2024年度
作品発表演奏会
日時:2025年12月20日(金)
会場:シルバーマウンテン1F
サクソフォーン四重奏とピアノのための幻想小曲集はⅠ.misterioso、Ⅱ.calmato、Ⅲ.tempestosoの3つの小曲で構成された作品であり、本日の演奏会ではⅠとⅢを演奏します。
Ⅰ.misterioso
この曲ではサクソフォーン同士の音のぶつかりや場面ごとに異なる音の質感を書くことにこだわりました。また、後半になるにつれ、全音音階の神秘的な響きで構成され、静かに曲を結びます。
Ⅲ.tempestoso
この曲ではサクソフォーンによる重音奏法を使用しています。
無機物な重音や半音階を含む速いパッセージなどで嵐のような荒々しさを表現しています。
4つの肖像的組曲は象徴的な4人の女性をモチーフとして扱った組曲で、自分の女性というアイデンティティを活かしたいという気持ちから作曲に至りました。
それぞれの曲で異なる楽器の編成になっていて、旋律の形や拍感など全て異なるように作られています。
1.プリマドンナ
プリマドンナとはオペラやバレエ団で主役となる人の肩書きの事で、強い信念を持って1番を目指す姿をテンポの速いタランテラの舞曲で表現しました。
打楽器はタンバリンとトライアングルを使用し舞踊のリズム感と華やかさを演出しています。
2.花魁
江戸時代の吉原遊郭で最高に位の高い上級遊女である花魁が街や遊郭の中を歩く姿(花魁道中)をイメージした曲です。
ピッコロとピアノは旋律と伴奏という形ではなくそれぞれが主役の室内楽的な楽曲で、それぞれが花魁の妖艶さ、哀愁などを音楽で表現しています。
3.プリンセス
この曲では優雅さ優美さを大切にしていて1点ハ音を最低音として構成されています。ビブラフォンのマレットを替えて明るい響きで心の中にある無邪気さ、滑らかで歌心のある旋律で美しいプリンセスの歌声を表現しています。
4.魔女
この曲ではビブラフォンで弓を用いたり、flでフラッターをしたりと他の曲とは異なる奏法を使っていて実在する女性を肖像にしたほか3曲とはどこか違う雰囲気の曲です。半音階的な和音やメロディーで緊張感があり怖さにも近い怪しさで私のイメージする魔女を表現しています。
2023年度
作品発表演奏会
日時:2023年12月19日(火)
会場:シルバーマウンテン1F
この曲は常に不規則に変化を続ける波も大きな水に戻るというテーマで作曲しました。全音音階だけで曲を構成し、全音音階が持つ不安定な響きで、音の波を表現しました。3つの場面に分かれていて、1つ目は暗く深く大きな波を、2つ目はきめ細やかに動く波を、3つ目は波が交わる様子を表現しました。2台ピアノという編成でしか出せない響きや動きにご注目ください。
録音・録画会 in Summer 2023
日時:2022年8月29日(火)
会場:シルバーマウンテン1F
サックスとピアノのキラキラとした細かい音や美しく響く伸びやかな音を奏でることが出来る曲です。全体を通して明るく軽快ですが、歌心のある叙情的な場面もあり、様々な音楽を表現することが出来ました。