松川 航樹の世界

2019年度

作品発表演奏会
 日時:2020年1月9日(木)
 会場:洗足学園 前田ホール

ペルゴレージのオペラ「奥様女中」の主題によるチェロとピアノのための協奏的二重奏曲

G.B.Pergolesi(1710-1736)は、18 世紀前半に活躍した、イタリアのナポリ楽派に属するオペラ作曲家である。わずか26 歳という若さで夭折してしまう彼だが、後の W.A.Mozart、G.A.Rossini などの重要な作曲家に繋がる、オペラ・ ブッファの礎を築き上げ、オペラの歴史に多大なる貢献を果たした。
今回は彼の作品の中でもとりわけ人気の高い、そして代表作でもある 「奥様女中」 の主題を扱う。同作曲家のオペラ・ セリア 「誇り高き囚人」 初演の際、インテルメッゾ(幕間劇)として作曲されたこのオペラだが、前者を差し置き、ヨーロッパ中で単独での人気を博した。今日までのオペラの歴史において、この幕間劇の重要性、革新性を無視する事は到底不可能であろう。

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