卒業生メッセージ 田那辺 祐希

2011年3月に洗足学園音楽大学音楽学部作曲コースを卒業。2011年4月より、東京都の中学校教員として国分寺市立第一中学校に5年間、新島村立式根島中学校に3年間勤務。2019年4月より、杉並区立井荻中学校に勤務。

大学時代の4年間では、「こんな音楽を届けてみたい」という思いで楽器を選んだり、曲のスタイルやルールを考えたりしながら作曲を勉強していました。今、小中学校の音楽の授業でも、「創作」「音楽づくり」という作曲に繋がるような学習が非常に重要視されています。そのため、今まで学んだことや考えたことを整理し、子ども達が学ぶのに適した形状に落とし込むことを考えながら題材を組み立てています。気付いて欲しい音楽の仕組みなどを考えると自分自身の過去の取組や作曲で学んだこととの繋がりを多くの場面で感じます。

 また、作曲するという活動を通して、様々な人と様々な形で関わった、ということも大きな財産でした。特に演奏会をつくりあげる過程で得た知識や経験は、授業や校務は勿論、行事に関わる作曲やその演奏、部活動の指導など周りの方と協働する場面で参考になっています。