対位法 第1回

洗足学園音楽大学「対位法 第1回」 / 講師 清水 昭夫

ミッション

テキスト(厳格対位法【第2版 】 パリ音楽院の方式による)の8ページ目から13ページ目までを読み、第1類の対旋律を作成すること。
上声部の対旋律を2通り以上作成し、第2回の授業に進んでください。

参考資料

用語について

決められた旋律

  • 定旋律のことを言っています。「カントゥス・フィルムス」ともいい、C.F. と略記します。

テキスト8~13ページ目に記載されているポイント

縦の音程(定旋律と対旋律の間の音程)

  • 完全8度、完全5度、長短3度、長短6度、及びその複音程。 完全1度は、最初と最後のみ可能。

横の音程(旋律の音程)

  • 長短2度、長短3度、完全4度、完全5度、短6度、完全8度(完全1度は不可)
  • 完全1度が不可なので、同じ音を続けてはいけません。
  • 長6度が不可なのには注意。(例えば、長調で Sol から Mi に上行できない)

規制される小節

  • はじめの小節の上声はⅠ音、またはⅤ音。(下声はⅠ音)
  • 終わりの小節は上声も下声もⅠ音。
  • 終わりの1小節前の和音は、Ⅴ、Ⅴ【1転】、Ⅶ【1転】となるように。

その他

  • 対位法の前提科目 「和声学Ⅰ」で学んだように、「連続8度・5度・1度」 は禁じられます。
  • 同じく「並達8度・5度・1度」も禁じられ、2声対位法ではソプラノが順次進行でも不可です。

ポイント

  • なるべく《順次進行》と《反行》を多く用いると良いです。
  • 詳細はテキストを参照してください。
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