ダブルレッスン制

作曲とは長い歴史の上にあり、さまざまななテクニックを学ぶ必要があります。作曲コースでは和声法、対位法などを学ぶ「作曲理論研究」に加え、実際に作品を書くテクニックを学ぶための「作曲技法研究」の2つのレッスンを受講することができます。目的に応じて教員を選択することが可能で、幅広い音楽に対応することができます。

作曲技法の修得

和声法や対位法といった19世紀頃までの伝統的なテクニックにとどまらず、20世紀以降の作曲技法を体系的に学べるカリキュラムを設置しています。歌曲、合唱曲、オーケストラ、吹奏楽など、様々な編成について学ぶことができ、自らの表現技法の獲得へと繋げていきます。

作品発表演奏会で実践力を養成

夏はシルバーマウンテン、冬は前田ホールで年2回行われる作品発表演奏会で自作品を披露することができます。また、4年次には冬の発表会でオーケストラ作品を発表できる機会が与えられることもあります。他にも自主的に作品発表会を企画することもでき、たくさんのチャンスに恵まれます。


清水 昭夫
作曲コース アカデミックプロデューサー
専門:器楽/管弦楽

私たちが普段接する音楽は、クラシックに限らず西洋音楽の影響を受けています。グレゴリオ聖歌をはじめ、バロック、古典、そして19世紀と発展を遂げましたが、これらの音楽に接し、テクニックを修得することが作曲家にとって大きな糧となります。
作曲技法というと和声法が主流ですが、主に18~19世紀に限られた様式を扱います。作曲コースではより広範な作曲法に接することができるように専門選択科目を用意しています。2つの個人レッスンを修得できることで和声法や対位法も充分に深めることができます。
20世紀にはJAZZをはじめ新しい音楽が登場して発展しましたが、ジャンルの異なる音楽は互いに影響し合って新しい芸術が生まれています。洗足学園はさまざまな音楽との融合が可能であることも魅力となっています。